〜トキノムカシノイマドキノハナシ〜

お笑い芸人(自称)の取り留めのない雑談ブログ

この世で1番嫌いなタバコの話。

タバコが嫌いだ。

 

とにかくあの匂いが嫌いだ。臭い煙を撒き散らし、自身にも他人にも多大な健康被害を与えるものを吸っている人間の気が知れない。吐いてるやつももちろんだ。

 

これまでもずっと嫌いだったが、以前行っていたコンビニバイトの影響のせいでもっと嫌いになった。私がコンビニバイトをしていて特に戸惑っていたのがタバコの銘柄を覚えることだった。200種類以上レジの壁にズラーっと並んで周期表かよと思いながらお客さんがいない時間に大体の位置を覚える。「メビウスはこの辺にあるよー。」とか、「グローはこの辺だね!」とか。最悪それが案内できれば詳しく分からなくてもお客さん自身に探してもらうことができる。これで私は「メンソールなんちゃら」や、「エクストラなんちゃら」というのをほぼ覚えずに乗り切った。

 

まぁこれだけ覚えが悪くても1年近くやってればしょっちゅう売れるものならばすぐに渡すことができるのである。「アイコスのメンソール」だけを買ってくるお客さんは無条件で好きになった。私がもし閻魔様であれば、喫煙者は無条件で舌を抜くのであるが、アイコスのメンソール愛用者にだけは特別に麻酔を打ってやろうと思う。

 

また、その店に慣れてない人間は御目当てのタバコが売られてるのかレジ前に探しにくる。その結果レジ滞在時間が長くなり、列が長くなる。誰も並んでない場合でもお客さんが探している間は沈黙が続き、コミュ障にとって地獄のような時間が舞い降りるのだ。先ほど「閻魔様になったら」という話をしたが、これくらいの地獄に耐えられないため、私がそこに就職することはまずないだろう。

 

もうお願いだから喫煙者は各自双眼鏡持参の上邪魔にならない場所から御目当ての娘を探してほしい。それかATMの隣にタバコ専用アキネーターを設置して、「パッケージの色は白?」「アメスピ?」「ソフト?」などと質問に答えて当てて貰えばいいんじゃないかと思う。一刻も早く制度を揃えてくれ。

 

さらにやばくなるとタバコを知らない人間にお使いに行かせる客も現れる。そうなると「えっと......。これであってるのかな〜。」「ちょっと見せて下さい。」「電話してみますねー。」となる。混雑する時間帯にやめてくれ。てか自分で買いにこい。買えないんなら吸うな。知らない人に買わせるな。

 

種類の増やし方もおかしい。「メビウス」なら「メビウス」1種類でいい。「わかば」「エコー」を見習え。だがパッケージには「10」「8」「6」「3」「1」などという数字が書かれている。これは一体何の数字なのか?5年後の生存率か? 調べてみるとタールの量らしいぞ。正直1mgだろうが10mgだろうが身体に悪いことには変わらないのでどうでもいい。マジで分かりづらいから平成の大合併よろしくひとつに統一してくれ。それかタールを小袋に入れて「お好みの量だけふりかけて食べてね!」とやれば解決なのではないか。

てかどうせやるなら1mg→3mg......。などと細かく刻むんじゃなくて思い切って「130kg配合!」とかやってほしい。そこまでやってくれたら流石に認めざるを得ない。

やっとのことで数字の違いを覚えたと思ったら今度は「ソフト」「ボックス」「ロング」といった難関が待ち受ける。「ロング」は見た目ですぐわかる長いやつだからまだいい。問題は「ソフト」「ボックス」だ。箱が柔らかいのがソフトらしいが何の違いなのかよく分かっていなかった。結局私は箱の上面が銀色になってるのがソフト、という一夜漬けの学生みたいな暗記方法をとることにした。

 

タバコ会社もタバコ会社だ。パッケージを頻繁に変えるのはやめてほしい。たまに「これと同じやつありますかー。」と、空箱を持ってくる人がいるのだが、その時にパッケージが変わっていると、(あれ、これで本当にあっているのか......。?)と思ってしまう。『たとえ見た目が変わっても、私はあなたを、見つけだします......。』なんて異世界ラブストーリーのような展開にはならない。そもそもタバコと私は敵だ。お前に惚れタールなど1mgも配合されていないし、お前をかっこいいと思ったことがない。勘違いするな。お前は素敵なガイではなく全ての害だ。

 

ここまでタバコ嫌いの話(というよりも売る側視点の話がほとんどだったが)をしてきたが、そろそろやめてみないか。現在流行ってるコロナウイルスも、喫煙者は重症化するリスクが高いという。この際みんなで禁煙して、みんなで生き延びよう。タバコ、無理。