〜トキノムカシノイマドキノハナシ〜

お笑い芸人(自称)の取り留めのない雑談ブログ

「さるかに合戦」について本気で考えてみる。

以前『狼と7匹の子山羊』のチョーク問題について考察しましたが、

 

https://tokino.hatenadiary.com/entry/2020/04/03/170033

 

今回は「さるかに合戦」について考えてみようと思います。

 

恐らく昔話を語る時に1番疑問に思われているのは『桃太郎、絶対家来にする動物間違えてるだろう問題』だろう。もっと強い動物がいるにもかかわらず、どうしてその辺で拾った3匹を適当にお供にしてしまったのだろう。あまりにも人材(人ではないが)不足ではないか。

しかし考えてもみてほしい。犬といってもいろんな犬がいる。あくまで絵本では可愛いイラストにするために可愛い犬の絵を描いただけで、実際には土佐犬やシェパードのような大型犬だったのかもしれない。なんでそんな奴が道端にいるのかについては割愛させていただく。

猿についても同様だ。マウンテンゴリラかもしれない。キジについては......。これしかレギュラーがないので言及しないであげてほしい。

 

とにかく、桃太郎は割ときちんと戦える人材を選んではいるのだ。その切り口で議論するのであれば、もっと責めるべき昔話があるのだ。それが『さるかに合戦』である。

 

前回同様、Wikipedia様からあらすじを引用させて頂く。

 

蟹がおにぎりを持って歩いていると、ずる賢い猿が、拾った柿の種と交換しようと言ってきた。蟹は最初は嫌がったが、種を植えれば成長して柿がたくさんなり、ずっと得すると猿が言ったので、蟹はおにぎりと柿の種を交換した。

 

蟹はさっそく家に帰って「早く芽をだせ柿の種、出さなきゃ鋏でちょん切るぞ」と歌いながらその種を植えた。種が成長して柿がたくさんなると、そこへやって来た猿は、木に登れない蟹の代わりに自分が採ってやると言う。しかし、猿は木に登ったまま自分ばかりが柿の実を食べ、蟹が催促すると、まだ熟していない青く硬い柿の実を蟹に投げつけた。蟹はそのショックで子供を産むと死んでしまった。

カンカンに怒った子蟹達は親の敵を討つために、猿の意地悪に困っていた栗と臼と蜂と牛の糞を家に呼び寄せて敵討ちを計画する。猿の留守中に家へ忍び寄り、栗は囲炉裏の中に隠れ、蜂は水桶の中に隠れ、牛糞は土間に隠れ、臼は屋根に隠れた。そして猿が家に戻って来て囲炉裏で身体を暖めようとすると、熱々に焼けた栗が体当たりをして猿は火傷を負い、急いで水で冷やそうと水桶に近づくと今度は蜂に刺され、吃驚して家から逃げようとした際に、出入口で待っていた牛の糞に滑り転倒する。最後に屋根から落ちてきた臼に潰されて猿は死に、子蟹達は見事に親の敵を討った。

 

いやどうやって会話すんねん!!

 

 

仲間栗と臼と蜂と牛の糞!?!? 言葉が通じないとか以前に4分の3が喋れないんですが!?!?『猿被害者の会』のメンツ ジャンル広すぎませんか!? あと栗の近くに牛の糞はシンプルに衛生上問題すぎる!!!!!!

 

 

君たちどうやって出会ったんですか!?『同じく猿の被害に遭ってた』ってどうやってわかったの!?会話できないよね!?出会い系か?なんかのコミュニティ掲示板か!?

 

あと柿は食料として扱われるにもかかわらず栗には平気で自我を持たせるガバガバ設定どうにかしよう......。もう一回プロット練り直そう......。

 

蜂と蟹以外の3つどうやって所定の位置に運んだんだぁ!?!?バイトでも雇ったのかぁぁぁぁぁ!?!?!?!?臼担当は引越し業者じゃないとむりだとおもうぞぉぉぉ!?!?!?

 

お前たち初対面でこの連携プレイみせたのかぁぁぁ??まさに『結束を最も強くする方法は共通の敵を作ること』ってかぁぁぁぁ!?!?!?だったら猿めちゃくちゃいい仕事してるなぁ?????

 

もし仮に初対面でなければどこで出会ったのだろうか?1万歩譲って同じ生き物の蜂はいいとして、栗と蟹が同じ場所にいるシチュエーションなんておせち料理くらいしか思いつかないぞおおおお!?!?

その時は蟹死んでるぞおおおお!?!?!?悲しいなぁぁぁぁぁ!?

 

臼となんてどうやったら友達になれるのだ。キャプテン翼ボールは友達!』よろしく餅つき職人が一方的に『臼は友達!』と訴え続けるしか方法がないのではないだろうか。牛の糞に関しては、考えたくもない。

 

「さるかに合戦」の作者には、一刻も早く「さるかに合戦エピソード0〜彼らが共に戦うまで〜」を出版してほしい。